「あんたがあんなことしなかったら間に合ったのに!!」
「だからさっきから何回も誤ってるじゃん」
「あんたの謝罪には誠意が見られない!!」

結局遅刻して、初日から先生に怒られて、あまりにもドロドロだから入学式にすら出れなかった。ケンカ別れのようにそいつと別れる。HRも終わってるみたいだからそのまま入部届けを出しに行くため体育館へ
入部先は決まってる。バスケ部マネージャーだ。学校見学の時たまたま活動していた所を見て決めた。私は頑張ってる人が好きだ。必死に練習する選手の姿に感動してこの学校に進学しようと決意したと言っても過言ではない。(地元って言うのもあるけど)
入部届けを提出し、説明を聞く。
「新入部員そろったみたいだぜ」
と言う声につられ顔を上げたら....

「あーっ!!」
見覚えのある顔を見つけ声を荒らげた。相手も私に気づいて大きな瞳をさらに大きくさせ、八重歯の目立つ口も大きく開けた。互いに指さし叫ぶ。

「「あんたあの時の!!」」

忘れもしない。と言うよりさっき別れたばかりの、 入学式に出席できなくなった原因の男子がそこにいた。


こいつとはそんな少女漫画的展開求めてないのに




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