工藤&江戸川Birthday


「工藤先輩って、今日が誕生日だったんですね」
「お、おう」
「じゃあ、コナンくんと一緒だ」
「お前、コナンの誕生日知ってたのか?」
「毛利先輩が教えてくれたんです」
「蘭が?」
「はい」
「オレのじゃなくて、コナンの誕生日を?」
「はい。それが何か?」
「いや、別に……」
「あ。知ったのが今だったので、プレゼントとか用意できてなくて……すみません」
「いや、それは全然――」
「でも、毛利先輩はきっと用意してくれてるはずですよ」
「は? そうじゃ、ないだろ」
「え?」
「オレが、なんでわざわざ薬まで飲んで、お前の所に来たと思ってんだよ」
「え、薬?」
「あ! いや、ちょっと風邪気味で、風邪薬を」
「そうだったんですね。せっかくの誕生日なのに、災難ですね」
「……ほんとだよ。お前、責任取って今日はオレに付き合えよな」
「え? 風邪なのに? それに、毛利先輩はいいんですか?」
「風邪は大したことねーし。蘭とは、何でもねーからいいんだよ!」
「それを言うなら、私と工藤先輩だって何でもないじゃないですか!」
「オレは、何でもあんだよ」
「もう意味が分からないいい」
「早く行くぞー」
180504
工藤&江戸川Happy birthday!

「あ、工藤先輩」
「ん?」
「お誕生日、おめでとうございます」
「おー。」
「出来れば、もう少し学校に来てもらってもいいですか?」
「あー、そうだな。善処するよ」
「ふふっ、ありがとうございます。」
「(なんだこいつ、可愛すぎんだろ)」
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