ブルックBirthday


「あ！　ブルック、今日が誕生日なんだって？　おめでとう！」
「ありがとうございます。でも、よくご存知で」
「ルフィが朝からずっと騒いでたからね。それで、その……」
「どうかされました？」
「プレゼント、用意できなかったんだ。ごめんね」
「そんな！　とんでもないです！」
「本当に、ごめんね」
「いえ。わたしは、御祝の言葉をいただけただけで十分です」
「……うーん。でも、やっぱ何もないのは私が納得できない！」
「はい？」
「何でもいいから、欲しいものとかない？　頑張って用意するよ！」
「そんな、急にそんなこと言われましてもー……あ！」
「なに！なんかあった！？」
「でしたら、パ――」
「言い忘れてたけど、パンツ以外ね？」
「ヨホ、やっぱりそうですよね」
「ブルックって、そういうところさえなければ紳士なのに」
「でしたら、もう一度おめでとうと言っていただけますか？」
「え、それだけ？」
「はい。それだけで十分です」
「おめでとう、ブルック」
「はい。ありがとうございます」

150402
ブルックHappy birthday!

「ちなみに、今日のパンツの――」
「だから、それはダメだってば！」
「やっぱり手厳しい……！」

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