別冊ネタ帳。

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荒北さんと英語対策


「あれ、荒北さん?こんばんはー」
「コンバンハ、ってこんな時間に何してんのォ?」
「塾の特別講習で…。テスト前なんで、ちょっと長めに取ったら遅くなっちゃって…」
「ヘーェ随分熱心じゃナァイ」
「いやぁ、熱心っていうか…英語がちょっと…やらなきゃまずいかなーって…」
「あっそ。…にしても遅くまでやり過ぎダロ」
「あははー…そうですよねーこれだけやっても間に合うかどうか…本当自分の出来なさに泣けるというか…」
「そーゆー意味じゃネェヨ!ったくお前本当に鈍いナ…」
「す、すいません…」
「こんな遅い時間に独り歩きは危ネェっつってんの。気付けボケナス」
「え、あ、ごめんなさ…いやでも私護身術とか得意ですから!心配する必要ないですって」
「バァーーカ!!お前ちょっとくらい人より強いとか思って調子乗ってんじゃネェだろーな!!」
「えぇ!?い、いやそんな…」
「女の力なんざたかが知れてんだヨ。男にゃ勝てっこネェの。…だから、その…家まで送ってやんヨ」
「え?いや、いいですよー迷惑かけられないですし」
「空気読めェェェ!!お前は黙って送られりゃいんダヨ!!!」
「あ、う、ごめんなさい…じゃあ、お願いします…」

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