別冊ネタ帳。

HOME > MAIN

クリスマス!4(巻島)


part4巻島君の場合


ピンポーン!


「…客?今日は誰も来る予定はなかったはずだよな…」
「…裕ちゃーん?」
「…!?」
「あれ?裕ちゃ…あ、裕ちゃん!」
「な、んで、お前…ここにいるんショ!?」
「え?あれ?言ってなかったっけ…?今冬休みだから地元に帰って来てたんだ…けど…」
「…聞いてねェショ」
「あう…ご、ごめんね裕ちゃん」
「…で、何しに来たんだヨ」
「え?何しにって…今日、クリスマスでしょ?」
「?…そーだな」
「だから、プレゼント渡しに」
「…わざわざオレにかァ?」


ぎゅうっ!


「…っ!?」
「プレゼントは私です!貰ってくださいっ!」
「……っ…」
「………ゆう、ちゃん?」
「……クハッ!」
「えっ!?ちょっ裕ちゃん!?何で笑うの!?」
「まさか、そーくるかヨ…!本っ当面白いよなァお前」
「ええっ!だ、だって裕ちゃんが言ったんじゃない!」
「…そーだな。…じゃあ、有り難く貰っ…あ、そうだ、その前に一つ確認していいかァ?」
「うん?何?」
「さっきの言葉、幼馴染みを喜ばせたいから、じゃなくて、恋人として貰って欲しいから、と取っていいんだよな?」
「うんっ!」
「それならちゃーんと貰ってやるヨ」
「…!!ありがと裕ちゃんっ!」
「クハッ礼を言うのはこっちの方っショ。最高のクリスマスプレゼント、アリガトな、名無子」

Prev |Next
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -