別冊ネタ帳。

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クリスマス!3(荒北)


part3荒北君の場合


「あっ荒北君!メリークリスマスっ!」
「…ん、名無野か…。そういや今日クリスマスだったか」
「うん!…だからね、その…荒北君にプレゼントがあるのっ」
「ふーん。何くれんのォ?」
「…私」
「は?」
「…えと、その、だから…私、です…」
「プレゼントが?」
「…はい」
「…へーェ…」
「…やっあのっやっぱり嫌だよね!ごめんなさい!ち、ちゃんとケーキも焼いてきたから、そっち貰ってくだs」


ドンッ!


「!!?」
「なかなか大胆なこと言ってくれるじゃナァイ」
「えっあっあのっ荒北く…っ!!?」
「もうお前はオレのなんだから何しても問題ねェダロ?」
「えっやっえと、そのそそそそういうのは違くて…っ!」
「何がどう違うんだヨ。男に対して自分をプレゼントっつーのはそーゆー意味ダロ、名無子チャンよぉ?」
「えぇぇっ!?う、うそ、そんなの、知らな…っ」
「言い訳は聞かねェヨ」
「あっちょっ…や、やだぁ!!やだ、よぉ…っ」
「………。」
「あら、きた、く…っぐす、うぅ…っ」
「…ヤメタ」
「…、え?」
「んなマジ泣きされたらヤル気も失せるっつーの」
「………っ、」
「…男の前で、意味も分からずそーゆーこと言うとどうなるか、分かったろ」
「……う、ん」
「…なら、他の男に対しては絶対軽々しく言うなヨ」
「…うん、ごめん、なさい…」
「…んな落ち込むんじゃねェヨ。…もう、いきなりあんなことしねェから…な?」
「………うん…」

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