別冊ネタ帳。

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クリスマス!1(東堂)


part1東堂君の場合


「やぁ、名無野ちゃんではないか!メリークリスマス!」
「め、メリークリスマス!」
「お、今日はリボンをつけているのだな!よく似合っていて可愛いぞ!」
「へ、あ、ありがと…っ!…って、あれ?東堂君もリボンしてるの…?…か、可愛い…!」
「だろう!?箱学1の美形クライマーは何でも似合ってしまって困るな!…ってそうではないのだよ!」
「えっあっうん?」
「このリボンはな!名無野ちゃん、君へのプレゼントの意味なのだよ!」
「…へ?」
「つ・ま・り!オレからのクリスマスプレゼントはこの東堂尽八自身ということだ!さぁ受け取ってくれ!!」
「………。」
「どうした?…ハッもしや、嬉し過ぎて声も出ないのか!?」
「…ふふっ」
「…名無野ちゃん?」
「うん、嬉しい、すっごく嬉しいよ、東堂君!」
「おぉ!それは良かった!…まぁこの美しいオレを貰って嬉しくない者などいないだろうがな!」
「ふふっ、いつもどおりだね東堂君。…それにしても、私たち、同じこと考えてたなんてなー」
「同じこと?」
「うん。私のリボンもね、東堂君へのプレゼントの意味だから。…東堂君、私のこと、受け取ってくれますか…?」
「…!!!」
「…と、東堂…君?」


がばぁっ!


「…ずるいぞ、名無野ちゃん…!」
「え?」
「不意討ちでそんなこと言うなんて…可愛すぎだ…!」
「…東堂君、顔真っ赤…だよ?」
「み、見ないでくれ!…あーっ!情けなさすぎるぞ、今日のオレ…!」
「ふふっ…そんな東堂君も可愛いと思うよ」
「ああああもう!貰ったからには嫌だと言っても離さないからな、名無野ちゃん!」
「うんっ!」

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