別冊ネタ帳。

HOME > MAIN

真波君と家庭科対策


「名無子ちゃーん」
「真波君?どしたの?」
「勉強教えてー」
「え!?いやいや無理無理ってか何でいきなり?」
「次のテストで赤点回避しないと部活出禁って言われてさぁ。だからーお願いっ」
「じゃあわざわざ私じゃなくても…あ、委員長はー?いつも勉強教えてくれるって言ってない?」
「委員長は今日塾だからって先帰っちゃってさー」
「そっかー…でも私ができる教科も…家庭科くらいだし、主要科目ってわけじゃないしなー…」
「大丈夫だよ、オレ前回全部赤点だったし、教えてもらえるなら何でもいいよ」
「え、あ、そう?…って、うん?それ大丈夫じゃないような…」
「ね、だからさ、オレのこと助けてよー」
「えっと…」
「もう、いいでしょ、オレ、キミとなら頑張れると思うんだ」
「え、あ、あの」
「…だめ?」
「う、じ、じゃあ、一緒に、勉強会…くらいなら…」
「やったぁ!ありがとう、名無子ちゃん」
「う、うん…」
「家庭科かーそれじゃあ名無子ちゃんの手料理が食べれるね!嬉しいやー」
「!?(いつからそんな流れに…)」

Prev |Next
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -