別冊ネタ帳。

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新開さんと現代文対策


「名無子っ♪」
「っうわ、新開さん!?いきなり抱きつかないでください!!」
「ごめんごめん、名無子が可愛くてつい、な」
「可愛くないですから。…全く、何の用なんですか…何もないなら帰ってもらえませんかね…」
「つれないこというなよー」
「何言ってるんですか、今週末テストあるんですよ?私これから現代文の対策やるんで…」
「現代文?苦手なのか?」
「…悪いですか」
「いや、オレが現代文得意なら教えてやれたのになーって。先輩兼彼氏としては、頼られてみたいだろ?」
「馬鹿なこと言わないでください」
「素直じゃないなぁ名無子は。まぁそこが可愛いんだけど………あ」
「?」
「次のテスト、現代文で勝負しないか?苦手同士なら公平だろ?」
「はぁ!?何でですか、っていうか一年と三年じゃ範囲が違いすぎて勝負にならな…」
「名無子が勝ったらオレがご褒美として、あまーいキス、してあげるよ」
「っな、何言って…!!」
「でも、オレが勝ったら名無子からオレに可愛くキスしてもらう。よし、これで行こう」
「行きません!!しかもそれどっちにしろ結果は変わってないじゃないですか!!」
「…必ず仕留めるから、覚悟しとけよ?」
「…っ!」
「じゃ、またテスト明けになー」
「あ!ちょっ、まっ、誰も了承したなんて言ってませんからねー!!」

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