別冊ネタ帳。

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お兄ちゃんと彼ら3(ディアボロ)


「ボスー疲れたー名無子に会いたいー」
「我が儘を言うな。この帝王ディアボロとともにあれることを光栄に思え」
「無理です。ボス、カビだもん。帝王という名のヒキニートだもん」
「自分の上司に対してよくそんな口がきけるな」
「えー…いや、だって事実じゃないですか、ボス…」
「事実じゃあない。この柄は豹だしわたしはギャングのボスだ。親衛隊に入るくらいの側近のくせに知らないとは言わせんぞ」
「オレだって!!入れるもんなら!!名無子親衛隊に入りたかったです!!!!」
「と、突然何なんだお前は…力説するな気持ち悪い」
「気持ち悪くないです!名無子はこの世の何よりも美しく愛らしく、ボスなんかより断然親衛するのにふさわしい相手なんですよ!」
「黙って聞いていればよくもぬけぬけと…一発キングクリムゾンの拳をいれてやった方がいいようだな」
「うわ、すいませんボス!でも訂正はしません!」
「いい顔で言うなムカつく」
「そ、そんないい顔だなんて…恥ずかしいからやめてくださいよ…!」
「恥ずかしがるな、誉めてない。…お前はただ、わたしの命令に従っていればいい。そうすれば妹の命は保証してやる」
「……はいはい。分かってますよ、帝王様」




どっちが上の立場かなんて、分かりきってますよ




「…どうかしたんですか、名無子?」
「あ、ジョルノ君…。ちょっと、お兄ちゃんの声が聞こえた気がして…ね」


―――――――


護衛チームと行動する妹と、親衛隊として働く兄。
ボスとは複雑な関係。

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