別冊ネタ帳。

HOME > MAIN

はじめましてin荒木荘!その7(ラスト)


ディエゴ「っと、散々初っぱなから同居人が迷惑かけて悪かったな。オレはディエゴ・ブランドーだ。よろしく。」
名無子「よろしくお願いします、ブランドーさん」
ディエゴ「…あー、オレのことはディエゴって呼んでくれ」
名無子「え、何でですか?」
吉良「そこのDIOも旧姓がブランドーでね、紛らわしいうえに…」
DIO「このわたしにあんなクソ親父の血が流れている、と思う…と…WRYYYYYYYY!!!」
吉良「父親嫌いの吸血鬼が暴走して面倒なんだ。…おいカーズ、何してもいいからアレを止めろ」
カーズ「いただきますなのだ!」
DIO「WRYYYYYY死ぬやめろカーズ!!」
名無子「ご、ごめんなさい、DIOさん!…以後気を付けますね、ディエゴさん…」
ディエゴ「だからディエゴでいいって言ってるだろう?さん付けとかしなくていいから」
名無子「で、でも年上の方に呼び捨てっていうのも…」
ディエゴ「そんなに年も変わらないと思うけどな」
名無子「えっ!?そ、そうなんですか!?」
ディエゴ「…オレ、一応17だぜ?」
名無子「ええええ!!?」
ディエゴ「そ、そんなに驚くところか?」
名無子「てっきり、二十歳以上かと…」
ディエゴ「なっ!?いくら何でもそれはないだろう!?」
吉良「日本人から見た外国人の顔なんてそんなものだと思うぞ」
プッチ「こっちからしたら逆に日本人は若く見えるものだしね」
ディエゴ「うりぃ…それは確かに…(先に吉良に言われてなければ名無子のこともかなり年下に見えてたし)」
名無子「えっと…じゃあ、年上なことにかわりはないですし、せめてディエゴ君って呼ばせてもらいますね!」
ディエゴ「まぁ、その辺で妥協しとくか…。敬語も外してくれていいんだぜ?」
名無子「えと、その…」
ディエゴ「本人がいいって言ってんだからいいんだよ」
名無子「…うん、そっか。じゃあ、そうさせてもらうね、ディエゴ君!」
ディエゴ「おう、それでこそだぜ、名無子」
ディアボロ「…珍しくディエゴがノリノリだな」
DIO「無駄にイケメン臭を漂わそうとしてるな」
プッチ「すぐ崩れるんだろうけどね」
カーズ「この家で暮らすのにディエゴなんかが余裕ぶったままではいられないのだー」
ドッピオ「ありのままの自分でいられるって思えばいいことだと思いますよ」
吉良「…まぁ、極端にポジティブに考えればそうかもしれないな」
ディエゴ「お前ら何小声で言い合ってんだよ」
全員「「「何でもない」」」
名無子「…ふふ、」
ディエゴ「おい、名無子まで何笑って…」
名無子「何でもないよっ!」
ディエゴ「お前もかよ!?」



名無子(初めての一人暮らしで色々不安だったけど…お隣さんのおかげで毎日楽しく過ごせそう。越してきたのがここで良かったな…)



こうして、奇妙な共同生活は幕を開けたのでした…。

Prev |Next
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -