別冊ネタ帳。

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はじめましてin荒木荘!その6


プッチの場合

※ほのかに漂う薔薇の香りに注意

プッチ「はじめまして、わたしはエンリコ・プッチ。近所の教会で神父を務めているよ。これからよろしく」
名無子「プッチさんは神父様なんですね…!よろしくお願いします」
DIO「ちなみにプッチはわたしの親友なんだ」
ディアボロ「吸血鬼と親友な神父ってのもどうなんだって感じだがな」
プッチ「名前が悪魔な君には言われたくないよ」
DIO「それに比べ、わたしの名は神を意味するからな」
プッチ「そう、それこそわたしは君のことを神のように愛しているんだよ、DIO」
DIO「わたしも、いなくなるのが怖いと思えたのは君だけさ、プッチ」
ディエゴ「………背景に薔薇の花が咲いて見えるのはオレだけだろうか」
吉良「君だけではないと思うよ、ディエゴ」
名無子「お、お二人はとっても仲良しなんですね…」
プッチ「ふふ、そうだよ。彼がいなければ今のわたしはあり得ないようなものだからね」
名無子「そうなんですか!?」
プッチ「あぁ。彼との出会いはわたしがまだ若い頃だった…。まさに運命の出会いだったよ」
名無子「う、運命…ですか」
プッチ「その後、わたしが人生のどん底にいたときに、救ってくれたのも彼だった」
DIO「君がわたしを思い出して、呼んでくれたからだろう?」
プッチ「いいや、君のおかげさ。あのときの君の言葉がなければ、わたしはあのまま…」
DIO「フッ、まぁそういうな、プッチよ。わたしたち二人はきっとはじめから、引力によって互いに引かれあう運命だったに違いない」
プッチ「まさにその通りだよDIO!あぁ、君には本当にわたしの考えがお見通しなんだね…」
DIO「わたしたちの仲じゃあないか、今さら何を…」
ディエゴ「いい加減にしろおおおおお!!!何で二人の世界に入り込んでんだよ!?名無子が完璧に置いてきぼりになってただろ!」
名無子「えっと、えっと、…ちょっとびっくりしましたけど、私は良いと思いますよ!どうか、お幸せに…!」
DIO「…ん?な、何がだ、名無子?まさか良からぬ勘違いをしているわけじゃあ…」
カーズ「ふむ、これがいわゆるびぃえ…」
ドッピオ「それ以上言っちゃ駄目ですカーズさん!」
吉良(分かってはいたが、やはりこの家にまともな住人はいないのか…。あぁ、静かに暮らしたい…)

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