※注意事項
・レイナがもしも大統領成り代わり主さんの部下だったら、というIF設定。
・会話文のみの為、誰の台詞か分かりやすくする為に色分けしております。
レイナ→この色
フラニーさん→この色
ブラックモア→この色
マイク・O→この色
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▼サボタージュ現場をブラックモアに見られた!
「やはり此処に居ましたか…」
「ブラックモアか…どうした?」
「やっほー☆モアさん!」
「『やっほー』ではありません…」
「フラニーちゃん、今の聞いた!?あのモアさんが『やっほー』って言ったよ!」
「バッチリ聞いた。しかし似合わないな」
「えーそうかな?私はあれはあれで有りと思…」
「スイませェん…話を聞いて頂けますか。…兎に角、大統領ともあろうお方が職務を放棄するなどあってはならない事…レイナもレイナです。本来ならば貴女が見張らなくてはならないのに、何故一緒になってサボってるんです…?」
「(見張るって私は犯罪者か何かか?)…放棄?いや、そんな事をした覚えはない。ちゃんと隣の世界の私に任せている」
「すいませェん…お言葉ですが、それを放棄していると言うのです」
「でもさぁ、フラニーちゃんだってたまには息抜きも必要でしょ?執務室に缶詰め状態ってのはどうかと思うなー?」
「すいませェん…大統領を庇うのは構いませんが、貴女にもマイク・Oの説教が待っておりますよ…」
「げっ」
▼それは一旦置いておいて…。
「…それで、何をしていたんですか…?」
「見れば分かるだろう。お茶だよ。お前も飲めば良い。レイナの淹れる茶は美味いから」
「そーそー!モアさんもどうぞ!レイナちゃん特製ブレンドご馳走しちゃうよ!」
「はあ、では頂きます…」
▼ミイラ取りがミイラになった!
「スイませェん…大統領、砂糖はいれましたかァ…?」
「ああ、いつも通りスプーン15杯」
「また元の体型に戻ってしまっても良いんですか…」
「ふん、その辺りは抜かりない。ちゃんと運動だってしているしな」
「そうだよ、モアさん!」
「良いぞレイナ!言ってやってくれ!」
「あれはあれでプニプニしてて可愛かったじゃん!!」
「フォロー出来てない!!!」
▼それでも時間は過ぎていく…。
「レイナと話していたら時間がすぐに過ぎていくな」
「それは誉められてると取って良いのかな」
「勿論だとも。実際に誉めているつもりだ。…ああ、そうだ、君が望むものを何かプレゼントしよう。何が良い?」
「うーん…じゃあパンツ交換でもする?」
「いや、その、パンツは持たない主義で…これ、一張羅なんだ…」
「分かりやすい嘘だなあ!」
「……代わりにブラックモア、やってくれるか」
「やりません」
「そこを何とか」
「例え大統領の命令でもやりません」
「もう、冗談だよう。二人とも、私を何だと思ってるの?」
「(冗談に聞こえないんだよなあ…)」
「(レイナから冗談という単語を聞くことになるとは…)」
▼終わりは唐突にやって来る。
「大統領!こんな所に居た世界ですか!それにレイナまで!一体何をしていたんですか!?」
「いや、何ってブラックモアがサボろうって言うから…なあ、レイナ?」
「そうそう!モアさんがどうしてもって聞かなくって!私と居たかったんだよねぇ〜?」
「エッ」
「ブラックモア…二人を甘やかすなとあれ程…」
「ち、違います、マイク・O…!これは誤解でして…!」
「さ!仕事に戻るか」
「私もお仕事、お仕事っと!」
「エッ、スイませェん、あの、お二人とも…!」
「詳しい話は後で聞く世界だ」
「(何故わたしがこんな目に……)」
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moaさんより相互記念でいただきました!
背景色の関係で配色勝手に変えてしまってすみません!
7部でのレイナは大統領陣営なので、大統領成り代わり主・フラニーさんの部下にあたるわけですね。
レイナのことですから、フラニーさんに付きまとって仕事しないさせないのが当たり前になっている気がしてなりません(笑)
ちなみに、レイナは美食国家イタリア出身ですが、イギリス人の母親の血をついだがために、料理はできないくせに紅茶だけ淹れるのは上手いという、謎設定があるのですが…
まさかサイト公開前にぴたりと当ててしまわれるとは…これはもう運命としか…←
相互リンク及び、素敵な作品をありがとうございました!