去年までは大好きなお兄ちゃんたちやお姉ちゃんたちにいつもありがとう大好きだよ！って冷蔵庫に隠しておいたチョコレートを朝早く起きてラッピングしてから起こしに行くのだが今年は違うのである！
早起きをするのは同じだけど、冷蔵庫からケーキを取りだし軽くラッピングをして家を静かに出てお向かいの家に向かう
朝早くなのに出迎えてくれたのは私が一番似合いたかったお姉さんで抱きつきたかったが手に持っていた物のことを思い出し動きだしそうになっていた身体を思い留めてお姉ちゃんの名前を呼んだ
「アサミお姉ちゃん！」
「ジョアンちゃんどうしたの？」
「アサミお姉ちゃん！ハッピーバレンタイン！チョコレートをね作ってきたの！今日バレンタインだから大好きなアサミお姉ちゃんにどうしても渡したくて…それで、一緒に食べたいって思ったからケーキにして持ってきたんだ！一緒に食べてくれる…？」
不思議そうにでも笑顔で答えてくれるアサミお姉ちゃんにピンクのリボンでトッピングした大きな箱を胸元辺りまで持って忘れない様にと前日から何度も何度も言いたかった言葉を一気に言う、言えた時は嬉しくてでも無呼吸で言ってしまったので少し息切れ
そんなアサミお姉ちゃんはいつもの可愛い笑顔で私の頭を撫でてくれた
「もちろんだよ一緒に食べようね、ありがとジョアンちゃん」
「でね？今年はアサミお姉ちゃんが一番初めです！」
「一番…？」
「承兄よりもジョナ兄よりもアサミお姉ちゃんに一番に渡しにきました！」
喜んでくれるといいな、今年はお小遣いちょっと奮発して材料買って美味しいって言って食べてもらえるように頑張って作ったから早く二人で食べたい！と思っていたらアサミお姉ちゃんに優しく抱きしめてもらえた
アサミお姉ちゃんから甘い匂いがしてちょっと擦り寄って見るとまた強く抱きしめてもらえた！
あ、二人で食べるケーキはもうテーブルの上に置いてるから大丈夫！
「ジョアンちゃん…！ありがとうっ！」
「えへへ、アサミお姉ちゃん私こそいつもありがとう！！」
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こちらもバレンタイン企画の際に悠月さんからいただきました！
悠月さん宅の夢主ジョアンちゃんと、拙宅の夢主アサミの共演小説です。
実はこの二人のふわふわしたコンビが個人的にものすごくツボなのですが…
ジ ョ ア ン ち ゃ ん の 一 番 最 初 を も ら え た だ と … ！ ？
嬉し過ぎて爆発するかと思いました。私も、アサミも。
三人分の共演小説を書いていただけるなんて…本当にうれしかったです！
ありがとうございました！