「いやぁモテる男は辛いねぇ淳くん」
「そういう丞華こそ」
「俺はほら、友チョコ」
「嘘だろ本命がいるに決まってる」
ばったりと出会ったのは俺と同じく両手に紙袋を掲げているのは妹であるジョアンの友達のアサミちゃんのお兄さんで俺のお友達の淳くん
ちょっと女の子に囲まれて疲れたのかぐったりしている、まだまだだな淳くん。しかしこのままではまた女子に出会って囲まれて顔を真っ青にして倒れてしまうだろう、ここは年上の余裕を見せて近くの喫茶店で話そうと休憩に誘うか
「疲れた顔してるよ、大丈夫？そこの喫茶店で休むか」
「あぁ、そうするよ」
「荷物も俺がもとうか？」
「大丈夫だって」
まぁ喫茶店に行く途中も結局俺のオトモダチに出会って淳くんを疲れさせちゃったけどな…うん申し訳ない、代わりにコーヒーを奢ると言ったけれど頑なに断るので勝手にたんでやったらしぶしぶと了承してくれた、淳くん優しい
「淳くんも大変だったねぇ…そのチョコどうするの？」
「…丞華いるか？」
「いやいや淳くんがもらった物だからね？」
「俺はアサミからのチョコ以外に興味はない！！」
「ですよねー、でもさアサミちゃんからは貰ったの？」
「…まだだ、きっとあとでお兄ちゃんにって渡してくれるはずっ！！」
「応援してるよ淳くん」
大好きな妹アサミちゃんの話というよりアサミちゃん可愛い可愛いといっている淳くんは生き生きしている…まぁ俺の弟だって可愛いもん。
しばらく休憩してだいぶん顔色もよくなったようだ、喫茶店を出て向かう先が逆だった俺達はここでお別れ
でもまぁ今日は家に帰るまでが戦争だから気をつけて帰れよと言うとあからさまに嫌そうな顔をして走って帰っていった
淳くん元気だなぁ
(次の日淳くんはアサミちゃんからチョコがもらえたようで凄く笑顔が輝いていた、可愛い)
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バレンタイン企画にて、悠月さん宅の男主丞華さんと、うちの男主淳の共演小説をいただきました！
諸事情により、いただいてから掲載までに大幅に時間がたってしまってすみません…！
さすが慣れっこな丞華さん、淳なんぞまで気遣ってくれるなんてかっこいい…！
そりゃあこんないい男がいたら惚れちゃいますよね！！←
素敵な小説ありがとうございました！