2013/8/8 小ネタ(一は→乱♀)



・小ネタ(会話文のみ)です
・女体化、現代パラレル、年齢逆転、成長注意
・猥談のような下ネタのような
・以前書いた「乱太郎先輩の好きなところを語り合う生徒たち」のネタです
・今回はトリの一年は組!




 高等部3年3組の皆さんが乱太郎の好きなところについて話し合うようです。


「あー、疲れた!」
「おう、おかえり」
「六人ともお疲れさまー」
「……特に伊助と金吾、お疲れ」
「ああ……」
「うん……」
「今日はまた派手に騒いでたみたいだねえ、中等部」
「喜三太……お前はほんとのほほんと言ってくれるな!」
「今日はマジで大変だったんだぞ!三年の自惚れコンビは乱太郎の足が手がってぎゃあぎゃあ喚いてるし、一年ボーズも殴り合いの喧嘩してるし、善法寺は綾部の掘った落とし穴にはまってるし、不破は机投げるし……あのバカ二人は相変わらずだし」
「それマジか伊助。雷蔵がマジギレするとかなかなかねぇよなあ。そりゃ大変だわ」
「他人事みたいに言わないでくれきり丸……お前のとこの後輩だろう……」
「えー?あいつが抑止力であるうちは止める気ねぇからなぁ、俺」
「それにしたってな」
「いや虎若、よく考えてみろ。不破がああだから二年生はなんとかなってるんだ。あいつという抑止力がなくなったら……」
「……」
「……」
「……うちの小平太だけで十分だ。考えるだけで疲れる」
「しっかりしろ金吾!目が遠いぞ!」
「ふむ。あの二人が解き放たれたら勘右衛門の胃に穴が空きそうだな」
「庄ちゃん相変わらず冷静ね!俺も兵助的な意味で不破には世話になってるからな……地球外生命体レベルで話の続かないあいつと対話を持とうとするだけで正直擦り減る。精神が擦り減る」
「伊助……」
「皆、本当に大変そうだな」
「涼しい顔してるけど、兵太夫のとこだって大変じゃない?あの自由な子がさぁ」
「何か言ったか喜三太」
「ごめんなさい」
「そう考えるとうちは大人しくて助かるよねえ、虎若」
「あれを大人しいと表現できるお前は大物だよ……三治郎……」
「だって鉢屋とか久々知に比べたらマシじゃない?乱太郎の胸にダイブしたいとか乱太郎の尻に敷かれたいとか乱太郎に踏み付けられたいとか言わないもん」
「やめろ三治郎!思い出しちまうから!あんの馬鹿二人の発言を!」
「まあ気持ちは分からなくないけどな。…………なんだよ皆、その目は」
「団蔵は相変わらずだなと思っただけだ」
「褒められたぞ!」
「褒めてねぇよ」
「え、でもお前らも思わねえ?乱太郎のあの胸で窒息できるなら本望だろ」
「今、この場で、俺が、お前を窒息させてやろうか?」
「すみませんやめてください兵太夫様」
「窒息はしたくないけど気持ち良さそうだよねー」
「おい、三治郎!」
「うんうん、分かる分かるー僕もすりすりってしたいー」
「喜三太!」
「おーまーえーらーなぁあああああああ!!」
「ほら言わんこっちゃない!」
「伊助、落ち着け!」
「落ち着いてる!誰にでも優しくてでも茶目っ気があって天使であり女神であり妖精でもある世界で一番可愛い女の子であるところの乱太郎の身体ばっかり狙いやがってこのやろうとか思ってない!」
「伊助伊助発言がヤバい本当落ち着け」
「久々知のせいで伊助が壊れた……」
「ふむ……確かに乱太郎は中身が最高に可愛らしい女の子だけど、外見だって可愛いと思う」
「庄ちゃんほんっと冷静ね!」
「だって事実じゃないか。外見だって乱太郎を構成するもののひとつなわけで、切り離して考えることなんてできない」
「確かに。なんだかんだ言って乱太郎の膝枕に勝てるものを、俺は知らない」
「金吾までなんか言い始めた……」
「ねぇ七松は今日何したの?何をすれば硬派で通ってる金吾をこんなんにしちゃえるの?」
「聞きたいか三治郎?」
「やっぱり聞きたくない団蔵」
「膝枕ねえ……俺はされるよりする方が楽しいと思うけど」
「兵太夫さん?」
「兵太夫さん何を言う気ですか?」
「え、だってさ、乱太郎ってば自分が膝枕するのは平気なくせに、膝枕されるのはめちゃくちゃ恥ずかしがるんだ。真っ赤な顔して恥ずかしいよーとか言われてみろ。ゾクゾクする」
「まさにドS!」
「さすがは兵太夫様だ!」
「なあ俺もう帰っていいか……」
「何言ってんだ虎若、こうなったらお前も言っとかねぇと収集つかねぇぞ」
「どうしてそうなるんだよきり丸!」
「すでに収集ついてないけどねー兵太夫は団蔵の首がくがく揺さぶってるし庄左ヱ門と伊助は何故か睨み合ってるし喜三太は自由だし金吾は真っ白に燃え尽きてるし」
「あああああどうしてこうなった…!?」
「んー、乱太郎が魅力的だからじゃねぇの?さすがは俺の大親友だぜ!ほんと、あいつは最高に面白いイイ女だ」
「……まあ、それは……確かに、そうだけど」
「で?虎若は乱太郎の足が好き?手が好き?それともおっぱい?この前捻挫した乱太郎背負ったときすっごく顔赤くしてたよねー?」
「さ、三治郎ッ!」
「今聞き捨てならぬことが聞こえた気がした」
「虎若…?」
「というかそもそも乱太郎が捻挫…?」
「どういうことか納得いくまで説明してもらおうか…」
「虎若が抜け駆けかよー!」
「いや、ちょ、落ち着けって!言う、言うから!だからとりあえず全員手にしたものを置いてくれー!」


「土井先生に頼まれた仕事、やっと終わったねー!」
「今日はいつもよりにぎやかだったから時間がかかったねえ」
「本当にねー。さあ、早く教室に戻って試験勉強の続きしよう!」
「うん。…………」
「しんべヱ?ドアの前で固まってどうしたの?」
「……ううん……なんでもない」
「??」


_ _ _ _ _

 しんべヱさんがドアの前で凍りついたのは、今中に入ったら地獄絵図かもなあと思ったからです。乱ちゃんにそれを見せたくないのと、みんなも乱ちゃんには見られたくないんじゃないかなという気遣い。
 しんべヱさんはみんなを応援しています。
 そしてやっとこさ出てきた乱ちゃんはみんなの天使。





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