2013/7/15 小話小ネタ(乱受け)



・短いお話をいくつか
・カップリングは様々ですがすべて乱ちゃん受けです


・上級生の誰かと乱太郎

 もしもの話だよ、そう言って彼は笑った。
「もし僕が狂ってしまっても、あの子が笑ってくれたら戻って来られると思うんだ」
 陰りのない純白の笑みを浮かべて、ここにはいない誰かを、否、あの日だまりと夕雲の色を持った子を明確に思い浮かべているようだった。
「あの子の笑顔にはそれだけの力があるからね」
 君もそうは思わないかい、と。こちらを振り向かずに彼は問い掛けた。私は何も応えなかった。きっともう何を言っても届かないと知っていたからだ。彼の言う「もしも」はもう、「もしも」ではないことを、その目の色から感じ取っていたからだ。綺麗な笑顔の真ん中で光るそれは、暗く、澱んだ瞳だった。
「あの子がいてくれたら、僕はまだヒトでいられる」
 だから僕は。その後に続いたであろう言葉を私は知らない。気が付けば彼は消えていた。それはまだ、彼が仮定域にいた頃の話だ。

【もしも、もしも】


・文乱と言い張る

 日が暮れる。その日が今日の終わりに残してゆく緑を見ると、どうしようもなく乱太郎に会いたくなるのだと呟いた俺に、同室のあいつはお前にそういう発言は似合わないと言った。細やかな感情や、複雑な機敏を自然の美しさに重ね合わせるなんて、と笑う。
 似合わないのは百も承知だ。それでも、そう感じるのは事実なのだから仕方ない。どこか胸を締め付けられる景色を見て、愛する存在に会いたくなるのは当たり前の感情だろう。ああ、会いたいと、そう思うのは止められないのだ。そうは思わないかと乱太郎に問えば、顔を赤く染めて、そうですねと笑った。

【似合わなくても結構だ!】

 この二人実はまだ付き合ってないらしいよ!


・コピペネタ(ろじ+乱からの雑乱)

乱太郎:三郎次せんぱーい、thatって10回言って!
三郎次:仕方ないな、that、that…
乱太郎:じゃあこれはペンですって言って!
三郎次:誰がハマるか!This is…って、あぁぁぁぁぁ!!
左近:(馬鹿…)

乱太郎:雑渡さーん、thatって10回言ってください!
雑渡さん:いいよ、that、that…(これって最後に「これはペンです」って言わせるやつだったかな、確か)はい、10回言ったよ
乱太郎:じゃあ私の大好きなひとは誰でしょう!
雑渡さん:え
乱太郎:今雑渡さんが10回言った言葉がヒントです!
雑渡さん:えっ///
乱太郎:えへへ///
三郎次:解せぬ

 私はそろそろろじ乱ファンの方に刺されるかもしれない。ごめんなさい。




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