2011/5/31 小ネタ(久々→乱←伊助)



・小ネタです
・くく→乱←伊助
・年齢逆転注意


 久々知兵助くんが医務室に来たようです

「乱太郎先輩こんにちは」
「こんにちは、兵助。何かあった?」
「いえ、ちょっと(乱太郎先輩に会いに来るという)用事があったので」
「ごめん、途中なんて?良く聞こえなかったんだけど…」
「あ、お気になさらないでください。それより先輩、瞼の辺りに何か着いていますよ。泥みたいなのが」
「え、本当?さっき落とし穴に落ちた時に着いたのかな…ねえねえ、どの辺に着いてる?この辺?」
「あ、違います、右目の……先輩、目閉じてください。僕が取ります」
「そう?じゃあ、お言葉に甘えて…これで良いかな?」
「はい。では……」
「はい、ストーップ!!そこまでー!!」
「あれ、伊助ちゃん」
「…二郭先輩…」
「よう、乱太郎。悪いなうちのが邪魔しに来て。すぐ連れて帰るから。…兵助!お前逃げようとしてもそうはいかねえからな!!」
「ちっ」
「お前今舌打ちしたな!?その前にお前さっき乱太郎に何しようとしてた!満足いく説明をしろ!」
「伊助ちゃん待って待って、兵助は私の顔に着いた泥を取ってくれようとしただけなんだよ!だから首根っこ引っつかんで猫の子みたくするのは止めてあげて!」
「成る程…兵助お前そんな嘘ついて乱太郎の顔に触れようとしたのか…」
「え?嘘?」
「ああ、どこにも泥なんて着いてないよ、乱太郎」
「二郭先輩、誤解です。僕は乱太郎先輩の顔に触れようとした訳ではありません」
「…聞きたかないけど、心の底から聞きたかないけど、じゃあどういうつもりだったんだ」
「僕は乱太郎先輩に口づけをし」
「よし、黙れ!!」
「何故ですか!何故乱太郎先輩に口づけしてはならないんですか!」
「心底不思議そうな顔で聞くな!なんでお前は成績良いくせにこういうところで阿呆発動させるんだ!」
「恋は人を狂わせるものです。たとえ二郭先輩でも僕と乱太郎先輩の仲を裂くことは許しませんよ!」
「阻止する!その前にお前いつどこで乱太郎と恋仲になった!脳内か、脳内だな!?」
「いいえ未来予想図です」
「今すぐ破棄しろ!!」
「運命は誰にも変えられません!」
「妄想は運命とは言わねえよ!!ああもう言葉が通じねぇえええ!!」


「久々知の発言は相変わらずだけど、珍しく伊助が困ってるみたいだな」
「庄左ヱ門、冷静に天井裏から現れて解説してる場合か?」
「団蔵こそ思いっきり寛いでいるじゃないか」
「そういう金吾だって居座る気満々だよねー」
「何言ってるんだ三治郎、お前こそ」
「兵太夫、お前だって人のこと言えねえだろ」
「……えーっと、とりあえず皆、なんでここにいるのかな?え?乱太郎の危機を察知したからだって?え?どういうことなの?え?ええ?」


 知らぬは本人ばかりなり。
 は組の皆さんが集まってきたのは久々知兵助という要注意人物が乱ちゃんに近付いたのを察知したからです。信頼されてないんだね、兵助くん…
 庄左ヱ門辺りは鉢屋三郎乱入を警戒してたりもあるかもしれません。信頼されてなry

 この後は組の皆さんは自分とこの後輩がやって来て乱ちゃんに迷惑かけたりやらなんだかんだする前に端から回収していく未来が待っています。そうか…そうやって医務室の平和と乱ちゃんの貞操は守られているのか…←



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