「あ!山口それ今週の月バリ?」


「そう!俺もう読んじゃったけど、読む?」


「読む読む!!」






私は山口の隣で月バリを読む。

山口も一緒にその雑誌を見て、ツッキーはイスに座って音楽を聴いている。
やっぱ山口が居ると場の雰囲気が和む。

私はどっちかっていうとツッキー系タイプな性格だから、ツッキーと二人だと物静かになってしまう。
ま、それでも私は嬉しいんだけども。

でも山口が居ればいるでツッキーもどこか楽しそうだし、やっぱツッキーにとって山口の存在ってデカいんだろうなって改めて思う。


そして私だけじゃなくて山口はツッキーにも確り話を掛けている。
こういう気遣いって本当は私がやるべきじゃね?
山口女子力高くね??

あれ、私の方が男っぽくね?





「黒月さん?大丈夫、また調子悪い?」


「え!?あ、平気!ごめんごめん!部活の事考えてた!」


「マネージャー病!?wでも今は確り身体休めないといけないよ?」




そういって山口は私の頭を優しく撫でる。

ほら、こういう無意識にやるところ。
こういうのが女子に人気なんだよね、まじで。




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