「あ!山口それ今週の月バリ?」 「そう!俺もう読んじゃったけど、読む?」 「読む読む!!」 私は山口の隣で月バリを読む。 山口も一緒にその雑誌を見て、ツッキーはイスに座って音楽を聴いている。 やっぱ山口が居ると場の雰囲気が和む。 私はどっちかっていうとツッキー系タイプな性格だから、ツッキーと二人だと物静かになってしまう。 ま、それでも私は嬉しいんだけども。 でも山口が居ればいるでツッキーもどこか楽しそうだし、やっぱツッキーにとって山口の存在ってデカいんだろうなって改めて思う。 そして私だけじゃなくて山口はツッキーにも確り話を掛けている。 こういう気遣いって本当は私がやるべきじゃね? 山口女子力高くね?? あれ、私の方が男っぽくね? 「黒月さん?大丈夫、また調子悪い?」 「え!?あ、平気!ごめんごめん!部活の事考えてた!」 「マネージャー病!?wでも今は確り身体休めないといけないよ?」 そういって山口は私の頭を優しく撫でる。 ほら、こういう無意識にやるところ。 こういうのが女子に人気なんだよね、まじで。 ← → back 95/82 |