「ナイスキー!!!」 「おーアサヒ今のやべーな!!!」 「まじか、ギリッギリ狙ってみたんだけど、スガ、もう一本頼む。」 「おい日向!!!休んだよな?休んだな!やるぞ!!」 「おー!!!」 いつも当たり前のように聞いている環境音が、頭をハンマーで殴られているみたいに響く。 駄目だ、外の空気吸わないと吐きそう ―――……、 「…黒月?お前顔真っ青だけど。」 「〜〜…ごめ、 ちょっと ……―――」 ぐらり、と身体が傾く。 世界が回るような感覚で視界が回る 倒れたのが自分で分かったのに 、痛みが来ない。 「 ―――黒月!!」 嗚呼 ――――……、 ツッキーの声が、 する ……、 私の意識はそこで完全に途切れた。 ← → back 95/68 |