「ねぇ、僕の為って何か聞いてるんだけど。」
「〜〜〜〜っ!?なっンで聞こえてッ ……、」
ツッキーがヘッドホンを外し、私の耳に当ててくる。
「――――っておい!!!何も流れてないじゃん!!!!!!」
「音楽聴いてるなんて、僕言ってないけど。」
「そーですね言ってませんね!!!!!」
ってか、やべぇぇ聞かれてたじゃん!!!!
「…っていうか!!聞こえてたならなんでスルーしたのよ!私めっちゃ話しかけてんじゃん!!!」
「別に。そういう気分だったダケ。」
気分かよ!!!!!!
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