「あーえっと……小さい頃にバレーやってたんです!そこら辺の素人よりはバレー出来て当たり前なんですよ!」 「それだけじゃねぇ。本来こっちが合わせるはずのチームワーク。 お前が、あいつらに合わせてた。 あと所々見せる影山と似たような判断力諸々、素人が出来るもんじゃねぇよ。 ――――――お前、何者だ。」 ひぃっ……ど、どうしよ……。 何者って言われてもちょっと人よりバレー出来るだけなんだよな私……。 そりゃ前世でU-18選ばれてました〜とかいえるわけないじゃん!! 「え、えっと『なんつってな!スマンスマン、あんまりにもスゲー女子みたの初めてだもんで吃驚しちまってな!わっはっはっはっ』 ちょっ……脅かさないでよーーー!!!!!!!! 「とにかく!先生からもお前のコーチング力はすげーって少し聞いてはいたんだ!色々俺の相談相手になってくれや!」 「わ、私なんかがお役に立てるかわかりませんが、その時は。」 「おう!頼んだぜ!あ、!ストレッチ!さぼんなよ!!」 がっはっはっはっと笑いながら去っていく鵜飼コーチ。 ← → back 95/57 |