勝者は勿論、私が参加した側の町内会チーム。


日向が囮を自覚し、エースが戻り、リベロも戻るという劇的に感動なシーン。
…の筈なのに。




なんでスガさんはあんな事をいったんだろう。






「よし!ストレッチーしてあがれー!」


『アーーーッス!!!!』






私もストレッチしなきゃ。


皆とは離れた場所で、一人ストレッチを開始すると、少しして鵜飼コーチが隣にやってくる。





「コーチ…?どうかしたんですか。あ、今日の記録でしたら潔子先輩がノートを取ってくれてると思いますが。」


「…お前、なんでわかった。」


「はい……?」


「俺達町内会とも、あの東峰とも合わせるのが初めてだったはずだ。
だが、其々のベストの高さやコースを知っていた。

ましてや選手ではなく、マネージャーのお前が、だ。」





――――あ、やばっ


えー鵜飼コーチってこういうの鋭いの!?ずぼらっぽいのに!!!!!







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