「月島ーーーー!!!!!!!!腰!!!!!!!!!!」 私はツッキーに向かって大声を上げる。 此処に居た皆が驚いただろう。 レシーブの基本は兄に教わっている筈だ。 腕の力だけじゃない、腰を落として上に返す!!!! ツッキーは腰を落としレシーブが漸く上にあがった。 まぁ、向こうのチャンスボールだけども。 それでも、ツッキーがようやくまともにレシーブ出来たんだ。 一緒に練習した甲斐はある。 試合は、私達烏野が勝利した。 そして帰り。 「正直、周りを固めるのが俺達じゃまだ弱い。 ……悔しいけどな。『おお〜さすが主将!ちゃんとわかってるね〜〜〜』 正門を出ようとした時、見送りに待っていたのは及川だった。 ← → back 95/47 |