「月島ーーーー!!!!!!!!腰!!!!!!!!!!」




私はツッキーに向かって大声を上げる。
此処に居た皆が驚いただろう。



レシーブの基本は兄に教わっている筈だ。
腕の力だけじゃない、腰を落として上に返す!!!!




ツッキーは腰を落としレシーブが漸く上にあがった。
まぁ、向こうのチャンスボールだけども。


それでも、ツッキーがようやくまともにレシーブ出来たんだ。
一緒に練習した甲斐はある。



試合は、私達烏野が勝利した。




そして帰り。




「正直、周りを固めるのが俺達じゃまだ弱い。
……悔しいけどな。『おお〜さすが主将!ちゃんとわかってるね〜〜〜』




正門を出ようとした時、見送りに待っていたのは及川だった。




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