「えっと………今なんて…『だから、うちに来なよ!!!』 えっと、この人は一体何を言っているのだろうか。 「私は烏野高校のマネージャーです。」 「えーだって!君みたいな優秀な子来てくれたら俺達超嬉しいし!それに、飛雄よりも俺の方が上手いよ?!えっと名前なんて言うんだっけ君」 「……………黒月詩織デス。じゃなくって、あの『何してんの。』 後ろから、さらに聞きなれた声が聞こえた。 えええええこんな状況になるなんて私知らないんだけど!!!!!! 「あれぇ?烏野にもついに長身選手入ったんだ。君1年生?」 「…そうですけど。エリート校の方が、ウチのマネージャーに何の用ですか。」 「ウチに来ないかって勧誘してたんだよ、メガネくん♪」 「―――は?『月島!! とにかく、私は烏野以外にどこにも行きませんから!』 そういって月島をぐいぐい片手で押しながら去ろうとして。 ふ、と思い出し一瞬だけ足を止めた。 ← → back 95/44 |