★3話★ 『ナイスキー!』 体育館に響き渡る声。 そう、今は朝練の真っ最中です。 私は潔子さんと一緒にドリンクを用意したり、ノートを付けたりと忙しく部活に励んでます。 まず朝起きて、弁当を自分で作って、家を出る。 そこまではいつもと同じ日常だった。 「……ちょっと、遅いんだけど。」 「おはよう黒月さん!」 「………オハヨウゴザイマス。」 途中でツッキーと山口に待ち伏せをされていたのだ。 っていうか、どうしてこうなってしまったのか。 昨日たまたま偶然見られてしまった所為だ。 これぐらいスガさんので慣れているのに……。 漫画じゃわからなかったツッキーのやさしさ。 あ、山口が優しいのはもうわかってる、あと可愛いよね山口。 とにかく、そんなことが朝から起きた。 確かに私はツッキーにあうために烏野を受験してマネージャーになったけど。 正直見てるだけで満足していたのに、なんか変な事になってる気がする。 ← → back 95/25 |