「あー…んーっと、将来を見据えて……かな。」 「ナニソレ。」 「私さー将来スポーツトレーナーになりたいわけよ。親がそうなんだ。 バレーをずっとやってきたのも知識を得るため。 スガさんいるじゃんね?私の中学の時の先輩なんだけど、スガさんに半場無理やりマネージャーやってほしいって頼みこまれたの。 そしてやってみたらこれがすんごく面白くて。 選手じゃなくてもこんなに楽しいものなんだなぁって思ってさ。」 あと、マネージャーじゃなきゃ、ツッキーと話す機会もない。 なんてメインの本音は言えないけども。 でも嘘は言ってない、将来の夢は本当の話だし。 「……君、変わってるって言われない?」 「うん、結構言われる。」 「ってか、弁当も一緒に食べる友達もいないわけ?」 「放っておいて(目逸らし)」 「はぁ……山口。」 「任せろツッキー!」 突然山口が私とツッキーの机をくっつけ始め、そして山口だけは椅子を持ってくる。 え、今何が起きてんの? 「仕方ないから僕達が一緒に食べてあげるよ。」 「黒月さんさえよかったら一緒に食べようよ!」 「…どうして月島ってそうひねくれてるの?」 「はぁ!?」 「はいはいそこまでにしてさ!早く食べちゃわないと時間なくなっちゃうぜー!いっただっきまーす!」 何故、今私はツッキーと山口とご飯を食べている事になっているのだろうか。 そして気のせい、ではない。 なんかめっちゃ注目浴びてる気がする、主に女子からのすっごい痛い視線の方。 ← → back 95/20 |