「あー…んーっと、将来を見据えて……かな。」


「ナニソレ。」


「私さー将来スポーツトレーナーになりたいわけよ。親がそうなんだ。
バレーをずっとやってきたのも知識を得るため。

スガさんいるじゃんね?私の中学の時の先輩なんだけど、スガさんに半場無理やりマネージャーやってほしいって頼みこまれたの。
そしてやってみたらこれがすんごく面白くて。

選手じゃなくてもこんなに楽しいものなんだなぁって思ってさ。」






あと、マネージャーじゃなきゃ、ツッキーと話す機会もない。
なんてメインの本音は言えないけども。

でも嘘は言ってない、将来の夢は本当の話だし。





「……君、変わってるって言われない?」


「うん、結構言われる。」


「ってか、弁当も一緒に食べる友達もいないわけ?」


「放っておいて(目逸らし)」


「はぁ……山口。」


「任せろツッキー!」





突然山口が私とツッキーの机をくっつけ始め、そして山口だけは椅子を持ってくる。


え、今何が起きてんの?





「仕方ないから僕達が一緒に食べてあげるよ。」


「黒月さんさえよかったら一緒に食べようよ!」


「…どうして月島ってそうひねくれてるの?」


「はぁ!?」


「はいはいそこまでにしてさ!早く食べちゃわないと時間なくなっちゃうぜー!いっただっきまーす!」






何故、今私はツッキーと山口とご飯を食べている事になっているのだろうか。

そして気のせい、ではない。
なんかめっちゃ注目浴びてる気がする、主に女子からのすっごい痛い視線の方。
 




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