次の試合の準備をしている時。

研磨が俺と詩織の元へとやってくる。




「…ねぇ。アレなんとかして。」


「あん?」


「はい?」





研磨が指さす方向には、ものすっごい落ち込んでいるリエーフの姿が。





「リエーフ。そのくらいの皆に伝染してるよ。」


「詩織……。」


「まぁお前さっきの試合大してイイトコなしだったからな。」





リエーフがあーでもないこーでもないと、リエーフなりに色々悩んでいたらしい。
俺が口を出そうとした時、詩織が一歩前へと出る。







「リエーフ。

チームワークがハマる瞬間ってね、多分リエーフが思ってよりずっと気持ちいいんだよ。」


「……?どう言う事?詩織」


「それは自分で考えなさい」


「黒尾さん……。」



 




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