「さぁ遠慮せずに食べて頂戴!食後のケーキも用意してあるのよ!」 「有難うございますっ!ではいただきます。」 「……頂きます。」 何がどうなっているのか。 明日誕生日だって俺が言ったのが悪かったんだよな…うんうん。 当日は予定が詰まっているから、前日の今日俺の家でお祝いをしたいと俺のお袋が言った。 多分お袋は詩織をめちゃくちゃ気に入ってる。 わかる、可愛いし気遣いできるし最高の彼女だと思うよ。 俺はやべぇ可愛い辛い!など赤葦や木兎にラインで惚気ながらも食事を勧める。 そしてご飯を食べ終わり、ケーキは部屋で食えとお袋に言われ、俺は初めて部屋に女を入れることになる。 「わー…なんか、とても新鮮です。」 「わりぃな…片付いてなくって。」 「いえ、蛍の部屋なんて逆に何もなさ過ぎて殺風景だったので、私はいいと思います。 あと――――……てっちゃんの匂いがします。」 「―――――/////」 あああああああもう!!!!!!!! なんでそんなかわいい事言うの!!!!!!!もう!!!!!!!!! 黒尾さんの黒尾さんが起きちゃったじゃん!!!やっべぇ…!!!! 「ちょ、俺汗かいたしごめん風呂入ってくるから、ちょいここで待っててくれる!?」 「え、あはい。なんかごめんなさいお邪魔してしまって『いいのいいの!じゃー適当にくつろいでて!!』 俺は猛ダッシュで風呂場に向かう。 だって、っつかもう、 「(ちんこいてぇよ!!!!!!!!!!!!!!!かわいいかよ!!!!!!)」 だって男の子だもん。 ← → back 175/97 |