「まぁ話は少しずれちゃったけど、プレゼントに困ってるわけだ。」


「そうなんだよおおおお海パイセンいいアドバイスおなしゃああああす!!!!」


「えぇそうだなぁ……俺んとこは彼女があんまりモノいらないって感じだったから、一日一緒に過ごしたりとか、少し遠出の日帰りしたりとかなんだよなぁ……。」


「ぐぅ……海パイセン大人過ぎる………!!!」


「まぁさ、好きな人から貰えるものだったらなんだって嬉しいよ。多分、詩織ちゃんもそう思うんじゃないのかな。」


「音駒全員での方は俺と海の方で進めとくから!お前はデートとプレゼントの事だけ考えてろ!いいな!?」




っといわれましてもー!!!!



その日の帰り道。




「な。なぁ詩織。」


「はい?」


「次の日曜日…誕生日だろ?」


「え!?知ってるんですか…!?」


「まぁな。んでその日部活もないから、朝から逢わねぇ ……?」


「っ…い、いいんですか?貴重なお休みの日に………。」


「ったりまえだろ!?貴重な休みだからこそ一緒に居てぇの!付き合って初めての誕生日だしよ……///」





詩織はただただ満面の笑みで喜んでくれた。
プレゼントは無事に買った。
でも好みじゃなかったらどうしよう…。

そんな事を考えているうちに、詩織の誕生日の前日。

学校は休みでも部活は普通にある土曜日。
練習もおわり、皆が片づけをしている時。





「黒尾ー!詩織ちゃーん!ちょっとー!」




俺と詩織は夜久達に呼ばれる。
なんだ?と二人で皆の所へと向かい。




「詩織ちゃん明日誕生日だろ!?」


「へっ!?あ、はい。皆ご存じだったんですか…。」


「うん、黒尾に聞いてたからね。」


「明日は部活もないし、日中は黒尾に仕方なく譲るけど!!夜は俺達に付き合ってよ!」


「えっと…その………あ、りがとうござい、ます///」

 




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