「なにツッキーどしたの??こぉんなところに呼び出して。」


「……詩織から聞きました。貴方達の事。」


「え゛///!?」


「…赤葦さんならまだ分かるんですが、黒尾さんなのはちょっとびっくりしました。」


「なんで!?そりゃ赤葦は見るからに紳士っぽいけどさ!!!」


「……でも、詩織がとても嬉しそうな声で報告してきました。だから、大丈夫かなって。」


「ツッキー……。」


「僕は近くで守る事が出来ません。だから、詩織の事、宜しくお願いします。」





ツッキー……。
めちゃシスコンとか思っててごめんなさい!!!!





「あ、そうそうもう一つ。もうすぐ、僕誕生日なんです。」


「へぇ!ツッキーも16歳か!」


「……分かってますか?」


「プレゼントだろ!?まぁ可愛い後輩の為に用意をして『僕と詩織は双子ですよ。』








――――――――あぁぁぁぁ!!!










「詩織も誕生日!!!!!!!!」


「そう言う事です。僕が知る限り初めての彼氏だと思うので。
ちゃんとお祝いしてあげてくださいね。あ、僕にも待ってます。」




じゃ、と手をひらひらさせて去っていくツッキー。

大変だ!!!!
誕生日!!!!
初めてのイベント!!!!!!




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