試合はそのまま俺達音駒が勝った。
正直、詩織に勝たせてもらった、といわざるを得ない内容でもあったが。


本当に病気の事がなければ、木兎、ないしは佐久早や牛若みたいな全国区プレイヤーになっていただろうに。
なによりも、あいつはバレーが大好きだから。




「みなさんお疲れ様でした!確り汗拭いてドリンク補充してください!」


「詩織、今はいいからお前も休め。」


「黒尾さん…いえ、これが私の仕事『はいきゅうけーい!!』




夜久やリエーフが詩織を無理やり椅子へと座らせる。
くぅぅ…俺がやろうと思ったのに!!!




「いつも詩織ちゃんいってるじゃん。休憩は確り取る事!ってな!」


「夜久さん……。」


「そうそう!今の詩織ちゃんは俺達と同じ選手だよ。」


「海さん……。」





そう皆に言われれば大人しくする詩織。
俺は苦笑しながらそんな様子を見ていると。





「黒尾さん。」


「ん?おーツッキー!」





ちょっと、と俺はツッキーに人気の少ない場所へと呼び出された。






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