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志摩は変態で有名だ。初めてあったときから夏服は下着が透けててええなぁなんて言ってたり学校でも堂々とエロ本を読んでいたりとりあえず女の子が大好きで変態なのである。思春期の男子高校生は大体こんなものだろうと諦め半分にはなっていたが、まさかここまでの変態だとは思いもしなかった。
わたしたちが付き合い始めて半年が経つ。それなりにキスだったりセックスだったりはしてきた。初めてセックスをしたのは3か月くらい前だったかな。お互い初めてだったのもあり、わたしはまだ心の準備が出来ておらずセックスをしたいという気持ちはあったが少し怖かった。けれど志摩は毎日のようになまえちゃんとセックスしたいなぁ〜なんてみんなの前で言ったりスキンシップがあまりにも多くなって来たりしたのでわたしも年ごろの女の子なわけで志摩にぐいぐいと押され流されながらもしてしまった。志摩のことはもちろん大好きだし体を重ねたいとは思っていたのだから流されたといってもあまり後悔はしていない。わたしの中の処女を失う不安や初めての怖さも志摩の見たこともないかっこいい姿を見てしまったらぷつりと糸が切れたように安心したのだ。

それからというもの万年発情期志摩のスキンシップはさらに激しくなる一方で毎日のようにわたしを求めてくるようになった。そんな毎日やる体力もなければ毎回激しいので腰の痛さも半端ではない。いい加減怒ったわたしはそんなにやりたければ自分でしろよこのド変態と怒鳴ってしまってから毎日から週1になった。これでも多いとは思うのだけれど毎日よりかは幾分マシである。

いつものように志摩の部屋でだらだらしていたらいきなり真剣な顔をしてこっちを見つめてくる姿に少しドキっとしたが、今日はアブノーマルで行こうと言い出すのでさっきまでのときめきを返してほしくなった。結局志摩の頭の中はセックスだけなのだ。
頭の中と同じのピンクの髪の毛なんて爆発してしまえばいいんだ。

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