質問回答:薄桜鬼

薫千が幸せになる為に/片想い考察/薫千でオペラ座考察/一番書きやすいCP

各回答ラストの△でここに戻ります^^



















薫千が本当に幸せになるために必要なものって何だと思いますか

真剣に真剣に考えた結果、薫千二人が幸せになるには転生しかないのかなぁという結論に至りました。

例えば薫千が離れ離れにならないで、ずっと一緒のままだったらあの関係に到達しないんじゃないかなと。
あの別離と時間を経て漸く辿り着いた関係にこそ意味があると思うので´`
かと言って本編の派生を考えてみても難しい気がします。
千鶴の中にほんの少しでも、指の先に擦れた程度でも新選組の彼らの存在が息づいているなら『本当に幸せ』にはなれないんじゃないかなぁ…。
だからそういう記憶を「過去」として持つ兄妹じゃない関係に生まれ変わる転生が良いのかなぁ、と

何か、私にとって「転生」って幕末で出来なかったこと成し得なかったこと諸々をする為のプラスアルファなので少なからずご都合主義的になっちゃうそんな気がします。










薄桜鬼メンバーのそれぞれの片思いの思考なんかを考察してほしいです

長くなります、よ…!!
そして片想いの思考から相っ当な脱線をしております/(^o^)\

→副長

妹に接するみたいな、庇護欲のような保護者的な優しさが愛情に形を変えてじわじわ侵食する気がします。
良くも悪くも、自分から前に出ようとしないので感情の変遷に気が付いても伝えようとはしないのかなぁ´`
ただふとした瞬間の瞳が、それが孕む温度がどうしようもなく優しい
周りは皆うっすら気付くと思うんだ。
望むことも欲しがることも自分以外の自分が大切に思う誰かの為やことで、正直焦れったいけどそれが副長…。
千鶴が目の前で涙を流すことでやっと自分がそれを拭うのをゆるされている存在だと気付いたら良いよ
想うが故に相手が見えなくなってる、そんな不器用なひとだと思います。


→総司

共に過ごした時間が長い訳でもないし言ってしまえば千鶴はぽっと出。
その癖こんなにも僕を振り回すなんて何なのどういうことなの腹立つなあ、と苛立った結果があの悪態じみた軽口じゃないのかなぁと
けど本当に腹が立つのは振り回す千鶴じゃなくて、千鶴に振り回される自分なんだと思います。
そう考えると存外恋愛に関して不器用な総司ですね、えっすき…。←
千鶴の視線の先をいつも気にしてて、それが自分じゃないと切なくなったり苛ついたり、結果まあいじめるよね^^
最終的にその苛々が爆発して、千鶴に「いい加減にしてよ君はあいつのこと好きなんでしょ?」「勘違いしないで下さい!私はあなたが好きなんです」とかケンカのノリでくっつく、平和な沖千はどうですか駄目ですか


→斎藤

人並に諸々の欲もあるし、そういった経験もない訳じゃないけど「恋愛」は初めてだと思います、つまり初恋。
副長と似ていますが、やっぱりどこか放っておけないし見捨てきれないって見守る思いが熱を持ち始めるのかな。
ただ「どうか幸せになって欲しい」と思う癖に「自分が幸せにしたい」には結び付かないんですよね。
副長と違うのはあの人は動かないけど斎藤さんは一歩下がるんじゃないか。
自分の気持ちを抑えて、殺して。
そういうたがを外すのは、弱いままと思っていた千鶴の強さを知った時だと思います。
受け止めてくれる、受け入れてくれる強さをこそ愛しいと感じる人なのかな


→平助

外見のせいか幼い印象が強いです。
が、真っ直ぐ…愚直かもしれませんが
そういった性質が表面化してるだけで実際は大人な面もあるんですよね。
好きだけど、だから押し付けない。
実は誰より穏やかで大きい静かな愛を持っていたら良いなあ
本当は自分じゃない誰かと楽しそうに喋って、それで笑ってたら辛い。
それで撫でたりとかした日には本気で悔しいし情けない気持ちになりそう。
自分じゃない誰かのおかげで、自分が大切に想う奴が笑っているって事実は嬉しいけどどうしようもなく寂しい
でも自分の感情を伝えることはつまり押し付けになるって考えてしまって、「…ほんと、かっこわりぃ」みたいに懺悔と謝罪交じりでようやく伝えると思います。


→左之

恋愛面において恐らく誰より手練れ、っていうか経験値は誰よりあるよね。
ただ通常とはまた少し違う意味合いで「いいひと」止まりな気がします。
自分はするする相手の心の内に入って乱していく癖に、自分の内側には絶対踏み込ませないしそもそも見せない。
手は差し出すけど掴んではくれない
その自覚もしてると思います、だから千鶴に対して乱れる思考回路や動悸に戸惑ったら良いと思います。
「俺じゃあいつを幸せに出来ない」というより、どちらかと言えば「俺よりあいつを幸せにできる奴がいる」って言って変に一歩下がるんじゃないか
だけどそれは相手の気持ちを見てない見ようともしてない逃げなんですよ。
ぶつかることが誰より怖いんだと思う


→山崎

異分子-庇護対象-仲間(同志)みたいな思考の変遷があると思います。
自分を律し、隊の利益に徹することの出来る揺るがない意志があるからこそ副長を始め、隊士達の迷いや揺らぎに聡い人なんじゃなかろうか
千鶴が隣にいることが心地好く思えて笑顔を見られて緩む瞬間もあるけど、己のすべきこと諸々を冷静に判断してそっと静かに殺しそう。
伝える気も叶える気もなく、ただもし許されるなら気付いて欲しい。
殺伐とした日常の中の指先に乗る程の穏やかな時間が千鶴と共にいる時で、本人にとったら片想いが一番幸せかも


→新八

保護者っていうか何か本当に家族愛に近い親愛から始まると思います…。
でも千鶴の内面的な強さや芯に触れて見直したら良いよ
この人もまた不器用なので基本思考が「本当によ、なっさけねぇなあ俺…」なんじゃないだろうか。
千鶴の強さを知る度に自分の弱さとか不甲斐なさを突き付けられてるように感じて、だけど後ろ向きにならないで自分を変える力に出来る気がする
その一方で千鶴の標準的な女の子、の部分(ちっちゃい手とか柔らかい体)にドキッとして勝手に振り回されるんだそういう初い彼が好きです^^


→千景

幼い弱い上に自分が鬼だと知らない…そんな千鶴を最初は侮ってそう。
でもそれは「所詮生きる時間が違う」そんな人間に心を寄せてしまっていることへの憐れみ混じりで。
ただ、同じ鬼だからこそ他の誰よりも千鶴そのものを見られる見つめる存在だったら良いなと
千鶴の弱さの中の強さと、強さの中の弱さを過大視も過小評価もしない人。
この人の場合は義務から興味、そして庇護欲で愛情に変わるかなあ。
自分を殺せる孤独な王様だと思うので実は利益云々差し引いても自分自身が欲しいと思ったのが千鶴が初めてとかだったら良いという願望^^
表情と言葉は尊大でも行動がひたすら甘やかし溺愛する、そんな奴も好き


→薫

永遠の責苦にも似た片想いを、呼吸をしている間ずっと抱き続けていたのが薫なんだと思います。
好きで、愛しくて振り向いて欲しくてでも叶わない。存在すら忘れられて、行き場のない想いは歪むばかりで
数え切れない「例えば」「もしも」を繰り返しては、そうはならない現実に静かに壊れていったのかなぁ。
「片割れ」という認識が強いと、一見自分大好きのようにも聞こえますが…薫があんなにまで千鶴に惹かれるのは「同じだけど違う」からだと思う。
違うから、お互いに欠けているから、それを満たせるのがお互いだからこそ傍にいたいと感じるんじゃないか
本当にゆるせなかったのは自分の存在を忘れたことじゃなくて。忘れても、生きていけることだったんだと思う











茅太さん的薫千でオペラ座の怪人を語っていただきたい

これ関係が双子でも双子じゃなくても良いなあ広がるなあ…とうにゃうにゃ考えたんですが双子、で!


郊外の地主みたいな、爵位はないけど人の上に立つ家柄に生まれた二人。
薫のピアノで千鶴が歌う、その日常が当たり前だった。
不自由なく慎ましく暮らしていた所に事故か作為か、街ごと火事に。
運び込まれたのは意識不明の双子。
二人の家族はそこで命を落とし、薫は顔の半分に火傷を負ってしまう。
千鶴は外傷こそないものの、断片的な記憶喪失に。
目を覚ました時には千鶴は既におらず
自身はその火傷の為に疎まれ、孤独な放浪生活を経てオペラ座に。
そこで千鶴と数年ぶりの再会、とか

下地の設定がやけに長いけど仕方ない

千鶴が自分を忘れてしまっていること自分の顔の火傷のこと、そのどちらも薫を酷く悩ませる事実だと思います。
でも千鶴に対しては、憎む気持ちより自分のように醜い傷を負うこともなく無事に生きていてくれたことを何より喜ぶんじゃないかなぁ。
同い年でも、薫は千鶴の兄なんです。

たとえ忘れても、思い出さなくても。
もうお前の前に姿を現すことが、永劫叶わなくとも。
歌が、俺達を繋ぎ結んでくれるんだ

みたいな…´`
だから本当に本当に大切に、慈しんで大事に育てていくと思います。
千鶴が寂しいと泣く夜はそっと枕元で子守唄を。何か役をもらえた日には、誰より温かい祝福を。
兄として、友人として、師として。
見守り続けたい、傍らに在り続けたいと願っていた時に幼馴染が、ね…。
二度と離れたくない、離したくない。
そんな想いで仮面を纏い、会いに行く薫を考えたら苦しくなって来ました
思い出して欲しくて、でもこんな醜い自分を思い出して欲しくなくて…と、独り苦しんででも隣にいたくて。


私の中の薫の根幹である純粋な愛情と父性にも似た庇護欲、そして気高さ。
それが全面に現れる気がします
楽しすぎて長い、そしてこれ書きたい










薄桜鬼で一番書きやすいカップルは誰ですか?

開設当初からずっと薫千は書きやすさが突出していました…。
公式の露出が少ないことが良かった、のかなぁと最近は思います。
とにかく誰より何より幸せにしたい、救われなくても報われたい。
その逆もまたしかり…。
ちなみに次点は沖千です


QandA




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