赤ずきんちゃん
赤ずきんちゃん
〜その後※R18〜
「っはぁ、ゃ・・・」
「やらしーこえ出しちゃって、正臣くん可愛い」
おいおいおいおい何この展開
ちょっとナレーターどこ行ったんだ!放送事故だろこれ!
『大丈夫です、深夜放送に切り替えます。ごゆっくりどうぞ!』
「ちょ、帝人てめえ!深夜放送でも完全にアウトだろっ!…ひゃっ」
「余計なこと考えんな、こっちに集中しろ」
「はっ、ぁあ」
耳元で囁かれてそのまま舌を突っ込まれる。
グチグチと粘着質な音が室内に響き渡るここはおばあちゃんの家。
ちょっと待ってよ、何この展開。
ベットの上で右側に猟師さんという名の静雄さんと、反対側に狼役だった臨也さん。
そして赤頭巾ちゃん役だった俺は何故か、服を剥ぎ取られてあんあん言わされてます。いや、だから何でよ。
すでに後ろは臨也さんの指を銜えていて、それに反論しようとすれば静雄さんに口を塞がれる。
もはや貞操の危機というかもう奪われたも同然だよね、ははは。
非常に泣きたい。
しかもちょっと気持ちよくなってきつつある自分に泣きたい。
「はは、正臣君顔真っ赤だし。気持ち良さそうな顔しちゃって、そんなに俺の指がいいのかな?」
「んぅ、ぅあっ!はぁ、あっ」
「オイ何言ってやがる、俺のがよかったに決まってんだろ。」
「ちょ、静雄さ、ぁん!んぅ、」
「今のは聞き捨てなら無いね。だいたい静ちゃん本当にうまいの?経験なさそーだけど」
「あぁ?なんなら試してやろうか?」
俺を間に挟んだまま繰り広げられる喧嘩。
それと同時に俺への愛撫が何故か強くなる。
勘弁してください。
「も、ダメ、イくっ――!」
×
結局俺は夜通し喘がされ、気付いたときには朝だった。
「…最悪だ」
自分の声が想像以上に掠れていて、どれだけ自分が喘いでいたのかを思い知らされる。もう、本当最悪だ。
そうしているうちにシャワーを浴びたらしい猟師さん、もとい静雄さんと臨也さんが部屋に帰って来て俺は恨みのこもった目で2人を見る。
なんでお前らそんなに爽やかなんだよ。
そんな俺の心情を知ってか知らずか、臨也さんはこっちを見てニヤリと笑った。
「で?正臣くん」
「「結局どっちが気持ちよかった?」」
「…もういっぺん死んで来い畜生。」