※もしも、静ちゃんと臨也さんと正臣くんが3兄弟だったら 「ほら、今日は俺の部屋で寝るって約束だよね?正臣くん」 「何言ってやがるノミ虫が、今日は俺と一緒に寝るんだよ」 「はぁ?静ちゃん頭おかしいんじゃないの?君みたいのと一緒に寝たら、重みで正臣くんが潰れちゃうでしょ。」 「ああ?てめぇなんかと寝たら変な病気がうつるだろうが!」 「…何かその悪口、地味に傷つくんだけど」 いい年した兄2人が、これまたいい年した弟とどっちが一緒に寝るかで揉めている。 ああ何てシュールなんだろうか。 一歩引いて傍観してる俺こそが問題の中心人物だけれど、どうしたって止めに入る気になれない。 ガチャ― 「ただいま」 「あ、幽兄ちゃんお帰り。」 「何、またあの2人喧嘩してるの?」 「そうなんだよ、もう何とか言ってやってよ」 「もう、仕様がないな全く。」 呆れた声で愚痴を溢せば、幽兄ちゃんはうーんと考える素振りを見せてからポンと俺の肩を叩いた。 「よし、正臣。今日は俺の部屋で寝よう」 「「「え?」」」 「はい、決定。行くよー」 「ちょちょ、幽兄さん?!」 一方的に引かれる腕。慌てて後ろを振り向けば、残り2人の兄たちは間抜けにも取っ組み合いをしたまま固まってこちらを見ていた。 開いている口が何とも間抜けさを露にしている。 我が兄ながらなんと情けない姿だろうか。 *end 何コレどうしようもない。 そしていつの間にやら4兄弟。 お粗末様です ごめんなさい寝ます |