こんな臨也さんは怖い




※題名通り、臨也さんがいろんな意味で怖いです。
キャラが崩壊中です。何かほんとすいませんorz














ピンポーン


「んー…」


俺しかいない部屋にベルの音が鳴り響く。
俺しかいないのでこのベルに答えられる奴も俺しかいない。

しかし、起きる気はない断じて。





ピンポーン


「…」


無視無視。
俺は布団を頭までかぶって居留守を決め込む。








しーん








ふ、どうやらようやく諦めたようだな。
ざまあみろバーカ…





ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポ「あああ!!うるさい!!誰だよ?!こんな朝早くに!!」



あまりのピンポン連打にもう我慢の限界でベットから飛び起きる。

日曜の朝、時計を見れば午前7時。
1週間、授業を乗り切った学生たちにとって日曜の朝というのは唯一の貴重な睡眠時間だ。いつもなら、お昼近くにすっきりして目覚めるのが定番なのに。

なのに、だ!今日はなんだ?


ピーンポンピンポンピンポーンピンポン


「はいはいはいはい、出るってば!!」



うだうだ考えていても仕方がない。
パジャマなのも気にせず俺は玄関へ駆け出した。






「やあおはよう正臣くん」

「え、は?臨也さんなんで」

「今日はホットケーキを焼いてきたよ。さ、朝ごはんにしようか」

「え、え。ちょ臨也さん???!」


ドアを開けた先にいたのはニッコリ笑顔で佇む臨也さん。
わけがわからぬままズカズカと玄関に入ってくるこの人に俺は呆然として立ち尽くすしかなかった。それにしても、

「何故ホットケーキ…」


まだ寝ぼけていた俺はよくわからないところにツッコミを入れる。




とりあえず、勝手に部屋の中に入っていった臨也さんを追いかける。するとなぜか机の上にはコーヒーやらホットケーキやらが設置されていて、またしても呆然としている俺に臨也さんが声をかける。



「ほら、正臣くん座って。」

「はぁ…」

「はい、アーン。」

「アーン…って、は??!」


開いた口がふさがらないとはこのことだ。
しかし、今は開いた口をふさがないとアーンされてしまう。
そんな恥ずかしい状況は阻止しなければ!!



「あの、臨也さん?」

「ん?どうかした??」

「いや、そのー…」


始終笑顔の臨也さんに、思わず頬が引きつる。
いつもは嫌な笑みを浮かべている臨也さんだが、今日は違う。
どういう風邪の吹き回しなのかその純粋すぎる笑顔は逆に怖い。


「今日はどうしたんですか、ほんと。あの、」

「どうって…、別にいつもと一緒でしょ?」


え、どこらへんが…
とは、ツッこめず。




「ほら、正臣くん。アーン?」

「―…っ」


小首をかしげてホットケーキを刺したフォークを差し出してくる臨也さんに、思わずときめく。


アーンって!!!
あの臨也さんが、アーンって!!!

可愛いというか、大人の色気が漂っていて思わず目を泳がせる。


「なんで、食べてくれないの?」

「―え?」

「俺、一生懸命作ったんだけどなぁ」


そういってシュンとする臨也さん。
その横顔が本当に悲しそうで…

ああもう、だめだ。
俺、陥落しました。



「はい、アーンっ」

「っ、あ、アーン…」



















ピーンポーン



「アー、ン…って、あれ?」


目を開けると見慣れた天井。
ふと時計を見れば午前7時。

ああ、何だ夢だったのかよかった
だっておかしいもんな。
あんな臨也さん見たことないし。



「っつーか気持ち悪『ピーンポーン』…」


ピンポーンピンポーン



え、まさかデジャブ?
いくらなんでも正夢になるの早くないか。



ピンポンピンポンピンポンピンポン




未だなり続けるベル。
ベットの上で固まる俺。


扉の向こうにいるのは、いったい、誰…?






―END―



意味不明です。
なんか、超デレな臨也さんを書きたかったんですけどねー
だめっすねw
キャラ崩壊orz
すいませんでした。






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