「やーぎゅー」
「ん……ああ、どうも」
「なーに読んでるのっ」
「何でもいいでしょう」
「貸してー」
「あっこら」
「うわっ英語だ英語!」
「返したまえ!」
「ねーねーこれなんの本?」
「はぁ……タイトルを見ればわかるでしょう」
「んー?ざ、まーだーおぶ……うおおわからん頭がねじれるうう!」
「アガサクリスティですよ」
「あー!あがさ!」
「ご存知なんですか?」
「知ってる!あがさはかせ!」
「は?」
「ねーねー黒幕は阿笠博士って本当?」
「知りません!ただの噂でしょう」
「あ、やぎゅーもコナンは知ってるんだ」
「あ……いっ、妹が好きで……」
「ふーん?あっねーねー」
「な、なんですか」
「私ね、やぎゅーが本読みするときの声すき!」
「は?」
「癒される!よく眠れる!」
「……それはいかがなものでしょう」

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