「あ、ひろくんひろくん!」
「どうしましたか?」
「おみくじ一回百円だって!やろやろー!」
「あ、ちょっと」
「どーれーにーしーよーおーかーなー」
「……もう、急に走ると危ないですよ」
「よしこれ!ひろくんもはやくー」
「はぁ……はい、ではこちらで」
「お、おお……!」
「どうしました?」
「みてみてやばい、すごいの引いちゃった!」
「……これは」
「すごーい!わるいことしか書いてない!」
「大凶って本当にあるんですね……初めて見ました」
「私もー!なんか逆に感動しちゃった!」
「おや、私は大吉ですね」
「えっほんと?」
「ええ、ほら」
「ほんとだすごーい!おめでとー!」
「ありがとうございます」
「よーし記念に持って帰ろっと!」
「あなたのは木に結んでおいたほうがいいのではないですか?」
「え!」
「え?」
「えー!大凶だよ?レアだよ?手放すのはもったいないよー!」
「は、はぁ……」
「あっでもやっぱり持ってたら危ないかな?わーどうしよー!」
「……そうですね、では私の大吉をあげましょう」
「え!いいの?」
「これでプラスマイナスゼロになるかもしれませんし」
「ほんと!?」
「……どうでしょうか」
「えー!てきとー!」
「じゃあいりませんか?」
「んーん、いる!」
「では、どうぞ」
「やったー!ひろくんだいすき!」
「はいはい、ありがとうございます」

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