心の不法侵入につき立ち退き希望




「かーさーまーつー!!」







「うおっ。
おまっ、どっから沸いて来やがった…。」




急に後ろから飛びついて来た名前をなんとか支える。




「え、ずっと後ろにいたけど?」







「それはそれで恐ぇよ!!
つか、いい加減降りろ!!」







「え〜酷いなぁ〜笠松は。」







「酷くねぇよ!
重いんだよ!!」




そう言えば、ぶーぶー文句言いながらも降りた。




「てか、女の子に重いは禁句だからね?笠松。」







「お前、女子だったのか?」







「……酷い…!」







「いでっ!
悪かったから!!」




涙目になりながら、ボカボカと背中を叩かれる。




地味に痛ぇ…。




「笠松がそんなヤツだとは思わなかった!!」







「冗談に決まってんだろーが!」







「そーゆー冗談はいらない!!」







「だから、悪かったって!
だからほら、もう泣くなよ。」




しゃがんで目線を合わせて
目尻に溜まった涙を拭う。




「ぁう〜〜〜。
笠松は酷い!」







「あ゛?どうしてだよ。」







「………い。」







「は?」







「だから、顔近いって言ってるの!!」




顔を真っ紅にしながら、叫んだ。




「っ…。」




確かに何も考えなかったけど。




目の前には顔を紅くしたまま、
セーターの袖で口元を隠してる名前。




なるほど。
この状況は非常にマズい。




のだが…。




「名前、可愛い…。」







王道的ラブコメディー





「何でそういうこと言っちゃうの!?」




「思っちまったんだから、仕方ねぇだろ!?
その…可愛いって、よ……。」




(んなこと言われたら期待するじゃんか…。)




e n d




あっれー
名前変換少ない…。


結城、似非笠松ごめんなさいorz
書き直し、いつでも承るんで言ってください!!


相互してくださりありがとうございます







2012/1/5.


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