君を閉じ込めたい程に 【4/4】


















「いっそのこと、貴方を何処かに閉じ込めてしまいたい」







涼太へと向き直り、頬に手を添えた。




少しの間の後




彼はふっ、と微笑んだ。




「いーっスよ」







「えっ?」







「俺を閉じ込めるように、同じ部屋に名前っちも閉じ込めて…
 そんで、俺と名前っちだけの空間で暮らす
 それって、かなり幸せでサイコーじゃないっスか?」




美しく綺麗に私の大好きな顔で
笑って抱き締めてくれた。




「それに、俺の心という部屋の鍵はとっくに名前っちに呑み込まれてるし」







「涼太…」







「んで、俺も名前っちの部屋の鍵呑み込んじゃったっス」










鍵はとっくに呑み込んだ

(あぁ、そんなにも優しい貴方)
(こんなに狂った私でも愛してくれるのですか?)








END






はい、すいません
主人公ちゃん、若干病んじゃってマス
これは、狂ってるのですか?

操人形症候群様よりお題をお借りしました。









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テーマ「人外ファンタジー」
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