君を閉じ込めたい程に 【2/4】
「涼太」
紅色に染まった教室
月が紅い。
そんな中、後ろに立つ涼太に語りかける。
「何スか?」
涼太に向けていた背
肩越しに振り返り、静かな声で告げる。
「別れようか」
あぁ、そんなに哀しそうな顔をしないで。
全て、私が悪いんだから。
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