枕投げ!





「あ〜疲れた!」







「ほんとにね〜。
とても1日の出来事だとは思えないよ。」







「いきなり京都に連行されてさ。」







「ムッ君とか大ちゃんが迷子になって。」







「涼ちゃんはいたるところでファンに囲まれ。」




うん。ほんとに色々あった。




ドン




「え、何の音!?」







「隣の部屋から、だよね…?」




もしかして、もしかしてとは思うけど…。




「隣って、大ちゃんたちの部屋だよね…?」







「様子、見に行ってみる?」




ドン




また鈍い音が隣から響いてきた。




あと、わーわーなんか叫び声も。




「う、うん…。」




とりあえず、怯えてるさつきが可愛い!!










「みんな…?何やって…、」







「桃っち危ない!」







「え?……きゃっ。」




何かがさつきの顔面に当たってバサリと落ちた。




「…もしかして、というか、やっぱり枕投げ!?」







「そうだよ〜。
紫穂ちんも参加す、「誰?今投げたの。」
んーとね〜。多分、峰チン?」







「あ〜マジで?悪りぃな、さつ…ってーな!!」







「大ちゃん、最低!!」




さつきの背後から、殺気が…!




「さつき、協力するよ!」







「あっ、てめっ、紫穂!!」







「むしろ全員でフルボッコにしようか。」







「赤司君…。」




あ、こりゃ昼間の一件がまだ尾を引いてるな…。




「赤司、お前は…。」







「何だ?」







「いや、何でもないのだよ…。」




ため息を吐きながらくいとメガネを上げた。




真ちゃん、君は勇者だ。




「俺はさんせー。峰チン、ヒネリ潰すよ。」







「紫原っち、目がマジっス!!」







「…これはボクも参加した方が良さそうですね…。」







「…テツ、何気に楽しんでるでしょ?」







「何のことでしょう?」







枕投げ!




「もちろん、真太郎も参加するね?」




「あぁ、そうさせてもらうのだよ。」




「あっ、てめ!
裏切りやがったな、緑間ァ!!」




「そもそもお前と手を組んだ覚えは無いのだよ。」




その言葉と同時に枕が投げられた。




それを皮切りに一斉砲火を浴びる大輝。




「まぁ、これも恒例だよね!」




「ふざけんなァアアァ!!」












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