リーダ・オーネ・ウォルテ






「どーしたぁー、テツ。」







「・・・いえ。」




帰り道




青峰君のストバスに付き合っていたら、
辺りはもう真っ暗だった。




それにしても・・・。




「おかしいですね・・・。」







「何がだよ。」







「あっ、いえ。
ただの独り言です。」







「そうかよ。
知らねぇけどよ、
あんま考えすぎんなよ。」







「・・・はい。
ありがとうございます。」




何だかんだ言って、彼は優しい。




「じゃーな、テツ。
考えすぎで怪我とかすんなよ。」







「はい、気をつけます。
では、また明日。」







「おー。」




ひらひらと手を振りながら、
暗い夜道に消えた。







無言歌




何が引っかかるのか




自分でも分からない




しかし、漠然と




“らしくない”と思った











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