ソロ
あの日
涼太を見た日から3日経った。
そんなに窓へ張り付いてるわけじゃない。
でも、最近警察を見ることが多くなった。
・・・居場所が割れたか?
あの日、涼太が気付いたとは思えない。
じゃあ、別の誰かが?
征十郎がそんなヘマをするとは考え難い。
「・・・為るようになる、か。」
私がどうこうしようと思ってできることはない。
ここであの警察に助けを乞う?
馬鹿馬鹿しい。
ここから救われたいなんて欠片も思っていないんだ。
「そんなこと、したいとも思わない。」
陽が眩しい。
こんな日は、寝てしまおう。
再び起きた時には、
警察が去ってることを祈って。
独奏曲別に監禁されてるわけじゃないんだ
逃げ出そうと思えば逃げ出せる
けれど
陽のセカイは
私には眩しすぎるんだ