アンプロンプチュ






「あっ、」







「どうした?」







「涼太がいた。」







「噂をすれば何とやら・・・だな。」




こんな時間、ってことは、




「仕事の帰りってとこか。」







「今日も普通に練習あったのに
ご苦労なことだね。」




今度征十郎に涼太が載ってる雑誌買ってきてもらおうか。




・・・いや、いいや。




私には征十郎がいれば充分だ。




「征十郎。」







「何だ?」







「街は明るいけど空は暗いね。」







「そうだな。」







即興曲




まるで私達2人みたいだ




孤独で侵食され




一緒に闇に堕ちる











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