やる気あるのか無いのか






「遊飴。」







「何ですか?
福井せんぱ・・・、」







「あれを何とかしてくれ。
気持ち悪くて吐きそうだ。」




あれ、と指差す先には・・・。




泣いてる主将。




・・・・・・・・・。




「氷室先輩、ですか。」







「あぁ。
流石にあれだと示しがつかねぇ。」







「福井先輩が言うのは?」







「ただでさえ主将があれだぞ?」




目をやる福井先輩。





・・・。




「なるほど。」







「っつーことで、頼むわ。
外周100周くらい言いつけてくれ!
副主将権限で特別許可すっから。」







「ありがとうございます。」




頭を下げると、先輩は練習に戻っていった。





まったく・・・、







やる気あるのかないのか

(主将)
(これ以上ベソ掻くなら)
(もう主将辞めてください)











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