11;00
「哀恋センパイ!」
「高尾君に緑間君?!」
「昨日ぶりっス!」
「昨日ぶり……っていうか、いつからここに?」
「…2時間ほど前から。」
不機嫌そうな緑間君と、尻尾を振ってる(ように見える)高尾君。
きっと、高尾君が連れ出したんだろうな。
「え、てか2時間も前から!?」
「はい!」
「インターホン鳴らしてよかったのに。」
「驚かせようと思って。」
その言葉に、何も言わずに緑間君が殴った。
「えっと…大丈夫?」
「…大丈夫っス。
いてぇよ、真ちゃん!」
「知らん。」
「で、何か用があって来たんじゃないの?」
「あ、そうだった!
2日とも、宮地サンとかズルいっス。
ってことで、今日は俺達とデートね。哀恋センパイ」
11:00今日は仔犬と黒猫と。