12;00
「哀恋センパイ!
俺のこと見ててくれたっスか!?」
「うん、見てたよ。
皆すごいね。」
「ちぇー。
俺だけじゃねーじゃん。」
唇を尖らせる高尾。
きめぇ。
「五月蠅いのだよ、高尾。」
「ひっでぇ!真ちゃん。」
「緑間君もお疲れ様。」
「別に疲れてない「轢くぞ。」
…すみません。」
ははー、マジ轢きてぇ。
「みゃーじ、ダメだよ。
後輩相手にそういうこと言ったら。」
………は?
思わず大坪と目を合わせた。
「…え?」
高尾も緑間も呆けた顔をしてる。
「あ、あれ?
何で今、みゃーじって…、」
「哀恋、抜けるぞ。」
「えっ!?」
「大坪、お先に。」
エナメルを拾って、哀恋の手を引いて走り出す。
12:00もしかしたら今回は、