23;50






「ねぇ、みゃーじ。」







『何だよ。』







「1週間、ありがとね。」







『…急になんだよ。』







「急じゃないよ。
ずっと言わなきゃって思ってたもん。」




ずっと傍に居てくれた。




「私さ、みゃーじの隣にいる時が1番安心できたんだ。
それって、それだけの時間近くに居てくれたってことだよね?」




電話の向こうで黙りこくったみゃーじ。




今どんな表情してるんだろう。




『…お前さ、急にそんなこと言うの止めろよ。』







「だから、ずっと思ってたんだって。」







『…逢いたくなっちまうじゃねーか。』







「大丈夫だよ、また逢えるから。」




その頃はまた記憶がなくなっちゃっうかもだけど。




でも、




「みゃーじのこと、好きだから。」







『俺だって、哀恋が好きだ。』




だから、ちょっとだけ。だよ。




23:50

少しの間、おやすみなさい。







Good night...







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